徳島の農地は太陽も収入源!ソーラーパネル活用法を紹介

徳島県は四国の東端に位置しています。
県北部は典型的な瀬戸内海気候で、年間を通して雨が少なく温暖。
吉野川を中心とした豊かな土壌には徳島平野が広がり、稲作や野菜作りが盛んです。
しかし高齢化や米の下落による収入減で、農家の継続は頭を悩ませる問題となっています。
そこで新たな活路として注目を浴びているのは、農地に降り注ぐ太陽光です。
原子力発電の制限により電源不足の日本では、ソーラーパネルを設置すれば電力を売ることが出来ますよ。
徳島では太陽光発電が注目されています。

知らないと損!ソーラーパネルで農家の収入がアップ

徳島県では農地の利点を最大限に有効活用するために、「作物を収穫しながら太陽光発電も行う」ソーラーシェアリングが普及し始めています。
最大のメリットは電力の売却ができること。
というのも、ソーラーシェアリングは行政で営農型太陽光発電に分類されています。
この分野で発電された電力は電力会社が20年間一定価格で買い取ることが義務付けられているので、立派な収入源となります。
例えば2017年に契約した場合だと、税抜き買取価格は24円/2Wh。
20年間で約2000万円以上電力を売却出来ると予想されています。
他にも自家発電で電気代を浮かせたり、災害時の電力供給に役立つメリットもあります。

ソーラーシェアリングの注意点

日本では農作物確保の観点から、農地を他の用途のため勝手に使うことは出来ません。
そのためソーラー設備の設置には、農地転用の許可が必要となります。
また、農作業に害を与えない発電が求められます。
作物の成長に必要な日照量を把握し、作業員や機械が問題なく通れる高さにパネルを設置しましょう。
あわせて近隣の農地に迷惑をかけることが無いよう、十分に配慮することも大切です。

徳島県は自然エネルギー貸付制度で脱炭素化を推進

徳島県では地球温暖化対策の取り組みとして、脱炭素化事業を支援しています。
そのため、中小企業者が省エネ設備を設置する際は「自然エネルギー立県とくしま推進資金貸付制度」が利用可能。
固定金利1.6から1.9パーセントと、通常より格安の金利で融資を受けることが出来ます。
地元の銀行で取扱いがあるので、県のホームページを確認してみましょう。

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