広島県では、子ども支援の一環として障がいのある子どもたちへのサポートにも力を入れています。その中の一つに、2012年に始まった放課後等デイサービスがあります。県内では毎年利用者数が増加しており、2022年には10万人を超えていることから、需要あるサービスとして注目されています。
今回は、広島県で放課後等デイサービスを始めるのに必要な手続きなどをご紹介します。
放課後等デイサービスを開設するのに大切なこと
放課後等デイサービスの開設にあたっては、まず法人を設立します。株式会社だけでなく、NPO法人や社団法人などの選択肢があります。
あわせて、指定を受けるための運営基準や設備基準を満たしているか確認しましょう。管理者になる上で必須の資格はありませんが、児童発達支援管理責任者や児童指導員・保育士は施設規模によって人数や勤務形態などの条件が決められています。法令や細かな基準等については、県のホームページにも載っているので参考にしてください。
広島県での指定申請の方法や提出先について
放課後等デイサービスの場合は、「指定障害児通所支援事業者の指定申請」を行う必要があります。必要な申請書や届出書にはいくつか種類があるので、あらかじめ手引きを確認しておきましょう。
また、県内の中核市(呉市・福山市)と広島市についてはそれぞれの管轄課、それ以外の自治体は県の担当課が窓口になっています。提出方法は、電子システムのみの受付となっているようです。
広島県では今後も放課後等デイサービスの利用者が増えるといわれている
広島県では、重度心身障がいに対応した放課後等デイサービスが少ないことが課題の一つです。また、今後も放課後等デイサービスを利用する子どもは増えると予想されており、さらに住民の需要は高まっていくでしょう。
新規開設にあたっては、初めてのことやわからないことも多いと思います。不安な場合は、早い段階から自治体の担当者に相談しながら準備することをおすすめします。