難しすぎる相続問題
相続のトラブルをゼロに抑える方法がこの世にあったら、世の中にいる弁護士の仕事量はかなり減るでしょう。数ある問題の中でも、相続の難しさはかなりのもの。
家族間が揉めるだけで済めば、まだ良い方かもしれません。時には、刑事事件に発展する個もあるのです。ニュースにも出ているので、ご存じの方も多いでしょう。
実際に起きた相続の事件
大阪で資産家の女性が殺害。手足に結束バンドがされており、お風呂に沈められた状態だったそうです。状況から見て、明らかな刑事事件です。資産家は独身だったものの、男性と養子縁組を結んでいました。養子となった男性は、億単位の遺産を相続。
ところが、犯人は養子本人だったのです。養子は結婚をして妻がいるものの、妻の他に愛人がおり、愛人と豪遊していたという話も出ています。ただ真相は闇の中。養子は自ら事件に幕を下ろし、真相は誰にも分からなくなったのです。
庶民でも起こり得る相続トラブル
「相続の事件なんて資産家だけのもの」「相続できる財産が少ないからトラブルは関係ない」と、思われるでしょうが大きな間違いです。
実家から離れて暮らしている方も、多いでしょう。しかし家主が亡くなると、実家はもぬけの殻。いわば「空き家」な状態になります。空き家は日本全国で問題となっており、どこの誰が空き家を相続したのかもわからない状態。つまり家主が誰かわからない以上、行政すら手が出ません。新潟では「空き家プロジェクト」と称し、空き家問題に取り組んでいます。ただ新潟のような例は珍しい方で、他の都市では指をくわえて見ているしかないのが現状です。
プロにお任せ
相続には、数多の手続きが必要です。中には期限が設けられている、手続きも含まれています。ただ不動産の相続手続きに関しては、特に期限は設けられていません。いつでも暇な時に、手続きをして良いことになっています。
ただ「いつでも可」とはいえ、野放しにしていいというのは別の話。相続でバタバタして余裕がないというのなら、専門家に頼むのもありです。専門家であれば事実をもとにしたうえで、的確に手続きに踏み切って頂けるかと思います。新潟で相続問題でお困りなら地元の相続問題に強い税理士に相談するのがおすすめです。