糟屋郡宇美町で発生した災害と土木工事について

2021年8月九州で続く大雨の影響で各地で土砂崩れが起きて、甚大な被害が発生しました。
福岡県宇美町ひばりが丘付近では住宅街近くののり面が幅約60メートル、高さ15メートルにわたり崩落。約千世帯が一時停電し、町は約20世帯に避難を呼び掛けました。
崩落したのり面を補修、補強する復旧工事は計画的に進められて現在も行なわれています。
今回は糟屋郡宇美町が取り組んでいる土木工事をご紹介していきます。

土木工事とは具体的にどういうもの?

土木工事とは、建設工事のひとつで、建物を造るための基礎部分や道路、橋梁、ダムなど建物以外の地面に関わる建設・修繕を行なう工事のことです。
土木工事は建物の基礎部分を造ることや、災害時に建物へ被害が及ばないようにするために重要な業務です。
改造や解体工事、下水道配管工事なども土木工事と呼ぶことがあります。
一般的に以下の工事を土木工事といいます。
1:道路工事
2:橋梁工事
3:土地造成工事
4:トンネル工事
5:水道関連工事
6:空港建設工事
7:ダム建設工事
8:土地区画整理工事

宇美町と九州豪雨

宇美町は緑が多く、森林面積は町全体の6割を占めています。福岡県の近隣都市にありアクセス良好で住みやすい町です。
豊富な自然を活かして農業や林業、観光産業が盛んな町でもあります。かつては炭鉱の町として栄えた時代がありましたが、昭和の中頃にはすべて閉山しています。
近年では九州を始め、日本各地で大雨による被害が深刻化が問題となっています。
多々良川の支川である宇美川が流れる宇美町でもたびたび氾濫が起き、ついには土石流が発生するほどの大災害に見舞われました。災害のたびに橋梁架け替えなどの復旧土木工事がなされてきました。

糟屋郡宇美町で行われている土木工事について

2021年8月も宇美町一帯は九州豪雨の影響を受けました。
鹿児島県肝付町では1時間に91ミリの猛烈な雨を観測。同県枕崎市では、18日午後1時頃までの48時間雨量が観測史上最大の528ミリを記録しました。
長時間ふり続いた雨により地盤が緩み、宇美町ひばりが丘団地付近で大規模なのり面が崩落し、道路へ大量の土砂が流出するという被害が発生しました。復旧作業は翌日から開始され土砂は早急に取り除かれましたが、のり面の修復と増強のために現場道路は今も片側一車線通行にして、懸命な土木工事が続けられています。
糟屋郡宇美町のホームページでは、工事の進捗を確認できるように定期的に画像のアップを行なっていますので是非確認してみてください。
インフラ整備に欠かせない土木工事は災害復旧という大きな役割を果たしています。

糟屋郡宇美町で発生した災害と土木工事について
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