北九州市は人口92万人以上の福岡県北部に位置しており、九州地方で福岡市に次ぐ第2の都市です。全国で高齢者人口の増加にともない、介護サービスの利用者も増加傾向とみられ需要も高いといえます。
北九州市も後期高齢化がさらに進み、ピークの2040年まで要介護認定者数が増加する見込みと予測されました。
北九州市でも介護サービスの利用需要はさらに高まることでしょう。
そこで今回は、
・介護老人保健施設の空き状況は?
・介護老人保健施設はどんな施設で、どんな人が利用する?
・特別養護老人ホームと介護老人保健施設との違い
についてお伝えします。
北九州市の介護老人保健施設の空き状況は?
北九州市の介護老人保健施設の空き状況を知る方法でおすすめは、市のホームページの閲覧です。
施設所ごとに空床・空室の有無を一覧表で閲覧でき、分かりやすく見やすい表になっています。
確認できる項目は施設名・住所・電話番号・定員数のほか『多床室・従来型個室・ユニット個室』の種類別の空き状況も確認できます。
ただし、毎月1日時点での情報であること、公表を希望する施設のみの掲載という点については注意が必要です。
詳細や最新情報は各施設に問い合わせが必要となります。北九州市のホームページなので信頼性と正確性がありますので、参考のひとつとして閲覧するといいのではと考えます。
介護老人保健施設の特徴は?どんな人が利用する?
介護老人保健施設は、病院と自宅の中間的な役割を担っており、退院後すぐに在宅生活が難しい要介護度1以上の方が入居できる施設です。
公的施設なので介護保険が適用されます。
リハビリや医療ケアを受けながら在宅復帰をすることが目的です。
食事・入浴・排泄などの身体的介護、生活援助、医師・看護師による医療ケア、理学療法士によるリハビリテーションなどが提供されます。
施設サービスを受けるには要介護度1〜5であることが条件で、例外はありますが入所期間は原則3〜6か月です。
主に長期入院後の高齢者などが自宅や老人ホームの生活に戻るための待機期間に安心して過ごすことができる施設として利用します。
特別養護老人ホーム(特養)と介護老人保健施設(老健)との違いは?
2つの施設の大きな違いは、利用する目的と入居できる条件です。
特養は中〜重度の要介護高齢者が身体的介護・生活援助を受けることを目的として利用、要介護度3~5の方を条件とします。
老健は要介護者にリハビリや医療ケアなども提供し在宅復帰を目的として利用、要介護度1以上の方が条件としています。
入居期間はそれぞれ特養は終身利用、老健は3〜6か月です。
どちらも公的介護施設なので介護保険適用で、介護サービスを受けることができます。
入居待機者数に関して、老健は比較的待機者が少なく入居しやすいことに比べ、特養は待機者が多く数か月待機期間を要する場合もあるということです。
利用する可能性がある場合は、早めに詳細をリサーチしておくと、いざというときに安心ですね。