造船の盛んな今治市で行われている造修作業とはどんな事業?

今治市は全国でも有数の造船業が盛んな地域です。
しかし、その業務は多岐にわたり、意外に多くの事業が展開されています。
その中の一つに挙げられるのが造修事業です。
今回は、今治市の造修事業について解説します。

今治市の造修事業とは?

今治市の造修事業とは、簡単に言えば造船と船舶修理の総称です。
つまり、船を作ったり、直したりする事業全般を指します。
造船はイメージが付きやすいかもしれませんが、修復はどのような事業なのでしょうか。

次の項目では造修事業のうち、船舶修理にフォーカスしてどのような作業なのかを解説します。

今治市の造修事業の一つ!船舶修理とは?

今治市の造修事業の一つとして船舶修理を紹介しましたが、具体的には次のような作業を指します。

・船舶の塗装
・鋼材の交換
・各種メンテナンス
・船舶検査官の検査

まず、船舶の塗装でよく行われる修理です。
船舶は、今治市を出ると海水が延々と流れ太平洋につながっていく瀬戸内海に出ます。
そこで常に多くの波、風、潮流など自然の力にさらされます。
さらに塩水がいつも船舶のあらゆる場所へ降りかかったり、航行中も浸かった状態にあるのです。
このようなことから塗装は徐々に剥がれ落ち、塩水によって錆が発生します。
さらにフジツボなどが付着して塗装を引きはがしていくのです。
このような状態をクリーニングや塗装という形で改善します。

さらに場所によっては、鋼材が薄くなってしまう場合があります。
そういった場所は、今治市内のドック内で鋼材の交換を行い、強度を回復させるのです。

外観だけでなく船舶の内部もメンテナンスを行います。
動力系統や通信機器といった各種の設備や居室など船員が活動しやすくする修繕も行います。

これらの船舶修理が完了したら運輸局の船舶検査官による検査を受けて合格すれば一連の修理が完了です。

このような業務が今治市では連日のように行われています。

造船の盛んな今治市で行われている造修作業とはどんな事業?
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