岡山県民のソウルフード「えびめし」をご存じですか。濃厚なソースの香りとプリプリの海老が特徴のこの一品は、チャーハンの進化系ともいえる存在。もともとは東京発祥の洋食メニューが岡山に伝わり、独自にアレンジされて定着しました。岡山の洋食屋や喫茶店の定番メニューとして愛されるえびめしの魅力を紹介しましょう。
洋食屋から駅弁まで岡山で楽しめる洋食のえびめし
岡山といえば、えびめしが楽しめる名所がたくさんあります。たとえば岡山駅周辺では、洋食屋やホテルのビュッフェ、駅弁など、多彩なスタイルで味わえます。えびの旨味を吸った黒いソースライスは、ピリッとしたスパイスの効いた味わいが特徴的。岡山高島屋の中にあるレストランや新幹線構内のカフェでは、それぞれの個性が光るえびめしが楽しめます。また、岡山市内にあるホテルの朝食ビュッフェではスクランブルエッグのせが絶品です。さらに岡山県内の主要駅で手に入る駅弁でも手軽に味わえるので、旅の途中にぜひどうぞ。
実は洋食だった?こんな料理も洋食
カレーを和風にアレンジした肉じゃがや、ベシャメルソースを用いたグラタンは、実は洋食に分類されます。洋食とは、西洋料理を日本風にアレンジした料理のことで、日本の家庭料理として親しまれてきました。これらの料理は、伝統的な和食にはない濃厚な味わいや食材の組み合わせが特徴です。デザートでは戦後の物資不足の中、ありあわせの材料で作ったプリンアラモードなどもよく知られています。また、洋食の別名として横食という言葉もあり、港町として栄えている横浜発祥の洋食がかなり多いのも特徴です。
洋食の栄養的な特徴
洋食は、肉や油脂を主材料とする料理が多く、卵や乳製品もよく使われるため、日本食に比べて脂質やタンパク質が豊富です。また、洋食では様々なソースが活用され、デミグラスソースやタルタルソース、ミートソースなどが味を引き立てる役割を果たします。このように和食とは違った栄養的な特徴を持っているのが洋食といえるでしょう。