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お相撲さんの日常的な食事

・お相撲さんは食べてばかり?
お相撲さんと言えば、たくさん食事をしているイメージがありますよね。
しかし、実は1日に2回の食事が基本となっています。
そこまで何度も食べているわけではなく、1回ごとの食事でたくさん食べるわけです。
主にお相撲さんは昼にたくさん食べ、夜は普通に食べるようになっています。
日中は激しいトレーニングもあるため、しっかり食べて栄養と脂肪を蓄えることが必要です。

朝と昼は兼用になっていて、実際に空腹の状態でトレーニングしつつ、昼にガッツリ食べてさらに鍛えるというのが特徴となっています。
そうすることで脂肪を蓄えつつ、筋肉量も増やして強くなれるのです。

夜は意外にもそこまでたくさん食べるわけではなく、量も意外と普通だったりします。
ただ、場所中に関しては夜もガッツリ食べて、力をつけて試合に挑むことが多いです。
場所中は昼の量を普通にしてコントロールし、体調管理も欠かせません。
そのため、実は食べてばかりでもないわけです。

・どんな食事を食べているの?
力士と聞けば、まず真っ先に頭に思い浮かぶのが「ちゃんこ」ではないでしょうか。
実は力士が食べるものに関わらず、相撲部屋などで食べられるものはちゃんこと呼ぶことが多いです。
どんな食事なのかと言えば、主に野菜類や肉類を取り入れたものが多いです。
ただ、豚肉や牛肉は少ない傾向にあります。
力士の中で四足歩行の動物は、負けて手をついている姿に似ていることから、あまり縁起が良いものとは思われていません。
そのため、鶏肉を好んで食べることが多いです。
鶏肉は筋肉をつけるのにも最適ですし、何より二足歩行なので縁起も良いです。
鶏肉はカロリーのコントロールもしやすいため、ちゃんこでも良く取り入れられています。

その他、野菜などもしっかり摂取しています。
実は炭水化物ばかり食べていそうなお相撲さんですが、野菜もたくさん食べています。
力士にとって重要なのは、健康的に太って鍛えることです。
実は力士は糖尿病も少なく、健康な人が多かったりしますよ。

・相撲部屋の食事ルール
相撲部屋では親方が一番最初に食事をし、その次に横綱や大関、関取が食べていきます。
一番最後に食べるのは幕下の力士となります。
これらのルールもあるため、誰もが自由に食事を楽しめるかと言えばそうではありません。
それらの点も含めて、相撲業界の厳しさを実感しますね。
ただ、力士にとって食事は最も重要なものでもあるので、昔よりも食事のコントロールが重要視されるようになってきました。
今後は、状況も変わっていくかもしれませんね。